2006年09月22日の日記

今が旬2

今が旬・・ぎりぎり・・・ハンカチ王子です。
バカボンのパパもハンカチ持っています。
今年の流行語大賞になるのでしょうか?

〜では、王子様の小話、下ネタっぽいオチですが、なかなか時代的でもあって
へぇ〜てな感じです。

ある老婆が玄関の前に座って、自分の人生を振り返っていた。
「もう少し楽しく人生を過ごせば良かったわ・・。」
彼女がそんなことを考えていると、突然、目の前に妖精が現れた。
妖精は老婆に微笑みかけて言った。
「あなたの3つの願いをかなえてさしあげましょう。」
「わ、な、何だい、いきなり。これは夢かい?」
「いいえ。夢ではありません。さ、願いをどうぞ。」
老婆はちょっと落ち着きを取り戻して言った。
「おや、まあ。じゃ、大金持ちにでもなりたいねぇ。」
妖精はこくっとうなずくと、持っていたステッキを軽く振った。
すると、彼女の座っていた揺り椅子が純金に変わり、
家は大邸宅になり、家の中は札束で溢れかえった。
「さあ、2番めの願いは何ですか?」
老婆はすぐさま返答した。
「そうかい。じゃ、若くて美しいお姫様になりたいねぇ。」
妖精がステッキを軽く振ると、老婆は見る見るうちに若返り、
いつの間にか真っ白なドレスの美しいプリンセスになっていた。
「さあ、最後の願いを言ってみて下さい。」
元老婆は胸に抱いた黒猫をあやしながら、じっと考えた。
そして、その飼い猫の目を見ながら言った。
「この子を素敵な王子様にして、ずっと一緒に暮らしたいわ。」
妖精は大きくうなずくと、再度、ステッキを振った。すると、
薄汚れた黒猫はたちまち若くて、ハンサムな王子に変身した。
元飼い猫の王子は、どきどきして見ている彼女の元へ歩み寄ると、
その耳元で残念そうにつぶやいた。
「ちぇっ、なんで僕のこと、去勢しちゃったのさ。」
2006年09月22日(金)   No.312 (歩日の風景)

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2006年09月22日(金)
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