心理捜査官シリーズの最新刊・・と、言っても 前作=デビュー作は、10年前である。 で、今回は短編集で、これらが書かれたのが、前作から9年たっている・・ おそらく。 ちょっとおかしかったのが・・ 前作で、主人公の警察官の最新通信機器はポケベルであった。 携帯電話は、ほんの一部の上司しか持っていなかった。 今回の設定は、前作の事件が起こってから半年〜1年後、 なのに・・・前作、ポケベルしかもっていなかった主人公が、 今回は、仕事用とプライベート用の携帯電話・・・2機をいきなり所有しているのである。 この10年間の携帯電話の爆発的な普及のおかげで、急に2機の携帯電話を持たされた主人公・・・吉村爽子は、さぞかし驚いたことだろう。 こういった、警察小説の短編を読むと・・・横山秀夫が無性に読みたくなる。
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