2010年09月28日の日記

読了〜文体

何が驚くかといって、

文体が、まったく古くないということに

驚かされる、

芥川賞を受賞した「或る「小倉日記」伝」

この作品は僕が生まれた58年前に書かれている、

30年くらい前に書かれた江戸川乱歩賞の作品など、

文体の端々に時代を感じるのが普通・・・

つまり、古臭いのだが・・・・・

60年前近くに書かれた松本清張の文体が、

最近書かれた作品といっても、おかしくないくらいに、

古さを感じない、

天才が故であろうか、

「昭和史発掘ー二.二六事件」は、人名など、振り仮名が降られていないので、正確な読み方がわからないものが多かった・・・

よく、本を読んでいると、難解な人名や地名にもかかわらず振り仮名を振っていないものも目にするが、読める人だけが読めばいいという料簡なのか?

振り仮名をやたら振ると、文章の見た目の美観を損ねるというのは、確かにあるのだが…



2010年09月28日(火)   No.838 (歩日の風景)

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