この物語に出てくる繭美は、読んだ人・・・ 100人中ほぼ100人が、マツコデラックスを思い浮かべるだろう。 しかし、映画化など映像化した時に繭美役をマツコデラックスが演じたら、 きっと頭の中に描いていた人物とは異なるのではないだろうか。 なぜなら、それは、監督がイメージする繭美像であるからだ。 監督がイメージする髪型をして、服装を着て、 監督のイメージする抑揚、間、音量でセリフを吐く。 それは、僕の頭の中にいる繭美では、きっとないと思う。
遠い遠い昔、「おそ松くん」がテレビアニメ化した時、 イヤミの声は、僕の頭の中で鳴っていたイヤミの声とはほど遠いものだった。 「シェーッ」も、思い描いていたものとは全く違っていた。 ギャグも面白くもなんともなかった。 がっかりした思い出がある。
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