「ミレニアム」で海外モノ漬けになったので、あっさりとした日本モノを読みたくて、しかも長編ではなく短編集、 そして絶対読みやすいもの! というわけで東野圭吾の「あの頃の誰か」 伊坂幸太郎や道尾秀介といった新感覚の作家が登場して、東野圭吾はもう古いかな・・・と、あまり読まなくなっていたけど、 読んでみると、さすがのエンターテイメント。 「さよならお父さん」は書いた当時は気に入らなくて、その後改めて長編に書き直して、あの「秘密」になったという、「秘密」の原型バージョン。
しかし、短編でちょこちょこっと(まあ、本当はちょこちょこっとじゃないでしょうけど)、こんなすごいものを書けるなんて・・・。
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