伏線を張りめぐらせ、最後にそれらを次々と収めてゆく・・読者は!!!と驚嘆する。 しかし、意地悪な読者は、はは〜ん・・・あそこらが伏線だな・・と勘ぐりながら読み進めてゆく、 物語を味わうと言うより、伏線探しのほうに神経を使う。 僕はそんな意地悪な読者です・・・に今回はなったなあ。 普段は、あまり伏線など気にせず、そこに書かれている事柄を楽しく読んでゆくほうなんだけど、 この作品に限っては、ここがきっと伏線だ・・と思える個所がいくつかあり、 それがその通りだったりした。 もちろん、そこにつながるのか!と、いうにやりとする展開もあり、それは楽しめました。 たとえが違うかもしれないのだけど・・・だったら言うなよ・・・でも言うけど・・ 速い球に目が慣れると、少々の速球でも打てるようになる・・のたとえで、 もしかして以前、道尾秀介の「カラスの親指」を読んだために、今回伏線にやたらり気づいたのかもしれないのだ。 まだこの2冊を呼んでない方は「カラスの親指」→「陽気なギャングが地球を回す」の順番で読んでみては・・・と意地悪な読者は囁くのであった。
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