歩日の風景

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グッバイ艶 南川泰三

写真の本は、6年前、著者から還暦祝いのお礼として送られてきたもので、
著者とは、南川泰三といい・・・実は、僕の放送作家のお師匠さんというか、
放送作家事務所のボスだった人物なのです。南川さんは放送作家、劇作家であり、晩年?は「玉撞き屋の千代さん 浪速の女ハスラー 」(集英社文庫)なる小説も著し、東宝で舞台化もされ、老いてますます盛んに文筆活動を続けているおっさんなのです。
6年前に作品社という、..
2011年07月18日(月)   No.905 (歩日の風景)

ひまつぶしの殺人 赤川次郎

すんごい久しぶりに赤川次郎を読んだ。
1978年の作品。
母は泥棒、長男は殺し屋、次男は弁護士、三男は警官、長女は詐欺師という設定。
親が警官、子供が犯罪者くらいの設定は、今まで死ぬほどあっただろうし、現実にもあふれかえっている。
しかし、ここまで風呂敷を広げると、ちょっとワクワクする。
会話の中のギャグもふんだん!
シーンも、テンポよく変わる!
そして、まさかの展開!!・・・と、30..
2011年07月16日(土)   No.904 (歩日の風景)

怪奇小説という題名の怪奇小説 都筑 道夫

道尾秀介が衝撃を受け、その後、小説をがんがん書くようになるきっかけの1冊。
道尾秀介の「道尾」は、都筑 道夫の「道夫」から拝借したもの。
道尾秀介直木賞受賞を受けての復刻・・かどうかは知らないけど、面白い小説を掘り起こしてくれるのなら、理由が何であれありがたい。
この作品は、小説の持つ空気感が自分に合うかどうかで決まりそうだが・・・・
読み始めは何が何だかわからない・・といった感じ。そのう..
2011年07月10日(日)   No.903 (歩日の風景)

3652―伊坂幸太郎エッセイ集―

伊坂幸太郎、初のエッセイ集。
当たり前かもしれないけど、エッセイでも、伊坂幸太郎の文章だなあと感じる。しかも、10年前(正確に言うと11年前か?)の「公募ガイド」に寄せた一文から、すでに伊坂幸太郎なのです。
小説家のエッセイを読むたびに、思うことなのだけど・・・必ずと言っていいほど、影響を受けた小説、最近読んで面白かった小説の紹介があるが、絶対我々素人?が知りえない作品を挙げてくる。
絶対に..
2011年07月09日(土)   No.902 (歩日の風景)

カササギたちの四季 道尾秀介

直木賞を受賞した「月と蟹」のあとに、出版された単行本ではあるが、
書かれたのは「月と蟹」とほぼ同時期。ゆえに、直木賞受賞後初の作品ではない。
手堅い、エンターテイメントな作品といったところ。
四季というくらいで、四つの話からなっているのだが、最終話は、若き実力派ストーリーテラーの本領を発揮・・・泣かせます。
さてさて・・・泣かせますと言えば笑わせます?ですが、女性お笑い芸人オオタスセリ様と..
2011年07月04日(月)   No.901 (歩日の風景)

マリアビートル 伊坂幸太郎

単行本化された伊坂幸太郎の小説は、これで、ほぼすべて読んだことになる。
しかし、期待されて書くと言うのは、大変なプレッシャーでしょう。
「マリアビートル」は「グラスポッパー」に続く、犯罪者たちの群像劇?で、
その世界は「グラスポッパー」からの地続きとなり、共通の登場人物も活躍し、物語の大きなカギを握ったりする。
ハリウッドのアクション映画が大いにそうであるように、劇中で、非道な人物が非道の..
2011年07月01日(金)   No.900 (歩日の風景)

天地明察 冲方 丁

昨年の本屋大賞を受賞した作品。
本で読む大河ドラマといった感じ・・・。
ぐいぐいとパワフルに読ませてくれる。
でも、実際大河ドラマにするには地味かも。
映画化はするみたいですが・・・。

さて、明日は軽井沢でのライブ。
明後日は四谷コタン。
軽井沢は、天気が良いと本当に素晴らしい!のですが・・・
明日は、雨か・・・・?
2011年06月25日(土)   No.899 (歩日の風景)

「バイバイ、ブッラクバード」をより楽しむために

太宰治の未完「グッバイ」を伊坂流に完結させたらどうなるか・・・という企画のもとに書かれた1冊、それが「バイバイ、ブラックバード」
その作品をより楽しむためのガイドブック的な本著、
伊坂本人のインタビュー、書評家の解説、そして・・・太宰治の「グッバイ」まんま掲載、価格は600円・・・1時間もあれば読めるボリューム・・ まあ、そんなところかなあ。
ファン必携!という感じの、
コンサートに行って..
2011年06月24日(金)   No.898 (歩日の風景)

アヒルと鴨とコインロッカー

ボブ・ディランの歌や、ボブ・ディラン本人に関してのことがらが頻繁に出てくる。
それらはすべて、あくまで作品中の設定の中で、今の若者にとってのディラン像、ディランに対する表層的な印象というところ。
偉そうに言わせてもらうと、僕のように40年以上も前からディランを聞いている人間にとっては、ちょっと食い足りない気持ちではあった。
しかし、小説としては、前半の一体どこに行くの・・の退屈?を突き抜けれ..
2011年06月19日(日)   No.897 (歩日の風景)

陽気なギャングの日常と襲撃

今回は伏線探しはやめて、ぼ〜っと読んでみた。
そして、それは正解だった。
前回とは比べようもないほどの多くの伏線が張りめぐらされていた。
なんせ、第1章に4人の登場人物、それぞれの4つの物語があり、第2章では4人が会しての物語が始まるのだが、第1章も様々なものが結びつき、さらに第2章では第1章も含め、縦に横にと出来事や人物、口に発した事柄などが複雑に関係してくる。
とてもじゃないけど、伏線..
2011年06月15日(水)   No.896 (歩日の風景)

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